スマホで遊べるデビルメイクライこと「Devil May Cry: Peak of Combat」が配信されたのでプレイしました。
ぶっちゃけて一言で言うと、超微妙。
デビルメイクライって、スタイリッシュアクション性と小粋なジョークを交えた会話が魅力だと思うんです。
小粋なジョークはストーリーで多少味わえるんですが、アクション性が微妙なんだよなぁ…。
空中に打ち上げてコンボ入れたり、スタイリッシュなスキルがあったりと、デビルメイクライらしいアクションはできるんですが、しょせんスマホゲームのアクションという感じで、クオリティが高いとは言えません。
全体的にはデビルメイクライっぽいけど、
- 当ててる感覚が味わえるヒットストップがない
- ロックオンシステムの不便さ
- 1キャラ毎の使える技の少なさ
ここら辺がスマホ操作の限界って感じで、アクションゲームとして微妙です。
デビルメイクライってダンテ1人で様々な剣や銃を使えるんですが、本作ではスタイルによって武器が固定なんです。
つまり「ダンテを使っているのに剣でしか攻撃できない」、こんなことが普通にあるんですよ!
さらに武器やキャラ(スタイル)の入手方法が基本ガチャなので、新技・新武器を使えるようになった時の感動が全然ありません。
デビルメイクライって言ったら、ボスを倒した時に武器がもらえるのがワクワクするんじゃん!
ココがおすすめ
- 小粋なジョーク交えたオシャレな会話が楽しめる
ココが惜しい
- 武器やキャラをゲットした時の感動が弱い
- アクション性がそこまで高くない
デビルメイクライを知ってるからこの評価なんですが、何も知らなかったとしてもアクションゲームとしても微妙に感じるところがあります。
そんな色々思ったことをレビューしていくので、遊ぶ前に参考にしてもらうなり、遊んだ後に共感してもらえるといいかと思います。
Devil May Cry: Peak of Combat
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スマホ版デビクラがどんなゲームかレビュー!
5作品まで続いている人気アクションゲーム「デビルメイクライ」が、スマホ版として登場!
最初からレディやバージルが出てくる世界観なので、時間軸的には3当たりなんだと思います。
本編を知っていると人間関係をより楽しめますが、ストーリー中には内容の濃い会話はないので初見でも問題ありません。
悪魔たちが何か重要な「何か」を探しているとのことで、それを突き止めるためにダンテとレディが協力するところから物語が始まります。
そこから悪魔が襲ってきたり、バージルから招待されたりと、悪魔を倒しながら進めるストーリーです。
醍醐味は悪魔を倒すアクションなので、ストーリーはなんとなく理解しておくといいかも。
そして、デビルメイクライと言えばスタイリッシュなアクション!
基本的なコマンドは
- 通常攻撃
- ジョンプ
- 回避
- スキル
- 魔人化(必殺技)
この5つで、シンプルな操作で楽しめます。
ただ連打するだけではなくて、攻撃→一拍置く→攻撃で攻撃モーションが変化するので、状況に合わせてスタイリッシュに攻撃しちゃいましょう!
様々な攻撃方法を使うことで、スタイリッシュゲージが増加して攻撃力も上がるので、カッコよさと効率を追求できる仕様なんです!
また、原作と違うのはキャラ入れ替えができること。
ダンテで打ち上げてバージルで打ち下ろす!みたいなことができて、今までのデビルメイクライとは違った楽しみ方ができます。
ただ、逆に言うと別キャラへ繋げるコンボが必須になるので、1キャラだけで戦うのは難しそう。
デビルメイクライらしい小粋なジョークを交えた会話、スタイリッシュなアクションは楽しめるんですが、求めているデビルメイクライなのかと聞かれるとコレジャナイ感がすごいです。
過去のデビルメイクライを知っているからこその評価ではありますが、本作自体が原作を知っている前提だと思われます。
いきなり「魔人化」したり、登場人物の説明もなかったりと、前知識があること前提なのかと思いますね。
強敵が現れていきなり魔人化したけど、デビルメイクライを知らないと訳わからないと思います。
僕は知ってたから「魔人化じゃん!懐かしい!」ってなりましたけど。
スマホ版デビクラのレビュー
ストーリー | 3.0 |
キャラ | 3.4 |
ゲーム性 | 3.2 |
アクション性 | 3.3 |
総評 | 3.3 |
スタイリッシュなアクションはあるけど…
デビルメイクライらしいスタイリッシュなアクションは感じられて、「デビルメイクライと言えばこれだよな!」と思わせてくれる瞬間はありました。
ですが、本作ではキャラ切り替え機能があるためか、ダンテが銃撃を使うことができません。
ダンテは基本的に剣や拳のような近接攻撃のみで、銃撃とのコンボができないんですよ…。
デビルメイクライって打ち上げて銃で追撃してみたり、無駄に隙のデカい連続突きを使ってみたりと、ダメージ効率を無視してでもカッコイイ技を使いたくなるじゃないですか…!
スマホ版デビクラでは、それができないんですよ…!!
スマホ版デビクラから始めた人は特に違和感なくプレイできると思うんですが、原作をプレイしたきた人間からは違和感がすごかったです。
バトル関係のUIが使いにくい
僕が一番気になったのが、操作キャラがダメージを受けた時にダメージエフェクトがないこと。
攻撃中ならノックバックもしないので、知らず知らずのうちに大ダメージをもらっています。
画像では天から降り注ぐ矢に当たり続けていて、HPが半分以上削れています。
被ダメ時に効果音や赤字のダメージなどのダメージエフェクトがないから、マジで気づきませんでした。
アクションゲームをプレイする上で、被ダメに気づけないのは致命的なのでは…?と思ってしまいました。
レジェンダリーのアクション幅広いな( ̄▽ ̄;)全然違う、レジェスタイル取ってからがデビルメイクライ本番ですよ(笑) pic.twitter.com/Jkqz6rTln4
— 氷結レモン🍋NIKKE (@BEULTRA180) April 12, 2024
Twitterで動画があったので、こちらの方がわかりやすいかも。
動画見てるとわかるかもですが、被弾しても一切ノックバック・ダメージエフェクトがないから気づかないんですよね。
また、ロックオンが自動で常にされるのがキツイ。
僕はあらゆるアクションゲームで、勝手に視点が移動するのが嫌なのでロックオンを使わないんですね、
また、「この技の範囲ならこの角度なら複数巻き込めるな!」っていうのがあるので、一人にフォーカスするロックオンは使わないんですよ。
ですが、本作ではロックオンが必須。
自動でロックオンされる上、ロックオンボタンを押さないとロックオン対象が変更できないのが合いませんでした…。
一応「画面を押したらロックオン変更」する設定もあるんですが、回避・ジャンプするだけでロックオン対象が変わるのがウザすぎる。
また、ロックオン対象変更も順番に対象変更されていくので、複数体いると何度もロックオン対象を変更しないといけません。
原作もロックオンが自動でされるゲームだったと思うので、忠実と言えば忠実なんですが…。
グラフィックが荒い気がする
『デビルメイクライ』シリーズって、『3』から『5』まで、けっこうな時間の開きがあるんだな。『5』のレディが真木よう子さんみたいで一番かわいい。 pic.twitter.com/WOvjxtPkH4
— りょう@Street Fighter (@ryo_redcyclone) October 18, 2019
最新作のデビルメイクライ5が出たのは2019年で、本作は2024年の作品。
スマホゲームと言っても、最近のスマホゲームはグラフィックも綺麗ですからね。
誰?
レディってこんな顔だったっけ?って思ってしまうようなクオリティ。
グラフィックの設定は最高になっていたので、シンプルにゲーム内のグラフィックが悪いんだと思います。
結構角が残ったようなグラフィックで、滑らかな感じではありませんでした。
テンポが悪い
本作ではステージ選択はなく、ストーリーをどんどん進めていくのが大筋の楽しみ方。
なんですが、普通にストーリーを進めているだけだと「育成が足りません」と頻繁に止められます。
育成ダンジョンをプレイせずにストーリーだけプレイしていると、数回のバトルごとに育成が足りませんと言われてテンポが悪い悪い。
アクションゲーらしい地続きのステージ進行はいいんですが、敵の強さがどんどん上がっていくからサクサク遊べないのが残念でした。
また、スタミナ消費量が多いのにスタミナ回復が遅いので、ちょこちょこしかプレイできません。
スタミナは8分で1回復・1バトル30前後消費するので、4時間で1バトル分回復する計算です。
課金圧は強め
デビルメイクライのやつやってみたけどなんかダメそう感がすごい スマホゲーにしてはそこそこ良くできてそうなんだけど翻訳結構おかしいし集金しか考えてなさそうな課金システムなのがね...
— なまちゃ (@Namatyaaaa) April 12, 2024
全体的に課金圧が強めで、ガチャ率も厳しく無課金プレイは楽しみにくそう。
武器やスタイルの入手がガチャがメインで、最高レア率は0.66%とかなり低め。
また、ガチャ石も集まりにくく、プレイ2時間ほどで引けたガチャは10連のみ。
ガチャが引けないと新アクションを楽しむことができないので、課金しないと楽しみにくくなってました。
スマホ版デビクラのレビューまとめ
デビルメイクライとして見ると、ダンテやネロが銃を使えない・武器の入手方法に感動がない点が個人的には微妙です。
また、ただのアクションゲームとして見ると、ダメージエフェクトやヒットストップが無かったり、ロックオンが使いにくくて微妙です。
昔プレイしたデビルメイクライの思い出補正があるからなのか、本作は微妙すぎました。
ダンテが銃を使えないのが一番ショックだったかも…。
スマホゲームの3Dアクションって、グラフィックにリソースを割いている感じがしてクオリティが高くないように感じるんですよね。
個人的にはあまり面白いと思えるところがなかったですね。
Devil May Cry: Peak of Combat
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